コラム

わんこが見せる行動やしぐさ、これってどういう意味?

心と心で通じ合える、犬。

犬は言葉が話せないかわりに、行動やしぐさで気持ちをアピールします。

たとえば代表的なのは、「尻尾を振る」でしょう。

帰宅した飼い主さんに対して、ちぎれそうなほどに尻尾を振ってくれたら、一日の疲れなんてどこかに吹き飛んでしまいますね。

しかし、付き合いの長い飼い主さんでも「?」と思う行動も多いはず。

行動やしぐさから犬の気持ちを読み取って、ますます仲を深めていきましょう!

目次

伏せの体勢

犬をしつけるとき、「伏せ」を教える方は多いでしょう。

しかし、飼い主の指示ではなく、自ら伏せをすることもあります。

伏せの意味は、大きく分けて3つ。

それぞれ意味が異なるので、犬の体や表情も含めながら見分けてくださいね。

・服従:伏せは犬にとって無防備な体勢です。飼い主の前で伏せをしたときは、「あなたについていきます」という意味をあらわします。この場合、尻尾や口角が下がっているのが特徴。体をやさしくなでて、犬の気持ちに応えてあげましょう。

・遊びの誘い:犬が遊んでいるときに伏せをしたのなら、「もっと遊ぼうよ」を意味します。この場合、頭を低くしながら前足を伸ばすのが特徴です。

・威嚇:伏せているように見えても、実は攻撃態勢というケースもあります。お腹を少し地面から浮かせていて、お尻を高くしているなら要注意。この場合、「攻撃するぞ」と相手をけん制しています。低くうなっていたり歯茎を剥き出しにしたりしているなら、もう戦闘開始まで秒読み状態です……。

おへそを見せて体を揺すっている

おへそを天へ向けるポーズは、飼い主への信頼をあらわします。

おなかは犬の急所です。そこをあえて晒すのですから、飼い主さんのことがとても好きなのですね。

特に体を揺すっている場合は、「おなかを撫でて」のサイン。やさしく全体的に撫でてあげると、「気持ちが通じた!」ととても満足してくれるでしょう。

遠吠えをしている

普段あまり吠えない犬でも、まれに遠吠えをすることがあります。

遠吠えは、オオカミだった頃の名残といわれています。でも、普段は出さないような声を耳にすると、こちらも驚いてしまいますよね。

遠吠えをする理由は、大きく分けて2つと考えられています。

・寂しさ:飼い主さんが近くにいないと、寂しくて遠吠えすることも。帰宅したらぜひ、たくさんコミュニケーションを取ってあげてくださいね。

・共鳴:犬によっては、音に共鳴して遠吠えをすることがあります。パトカーや救急車、消防車が通りかかったときに、サイレンの音にかぶせるように遠吠えをするなら、音の周波数に共鳴しているのでしょう。

布団にもぐろうとする

布団は、私たち人間にとっても欠かせないもの。

中に入ってぬくぬくしていると、疲れもほどけていきますよね。

犬によっては、「ぼくも!」と言わんばかりに布団にもぐることがあります。

犬にとっても布団は、たくさんの意味を持っているんですよ。

・飼い主と一緒にいたい:飼い主さんが布団に入ると、ひょいと犬ももぐってくる……。このようなケースでは、「飼い主さんと一緒にいたい」と考えて良いでしょう。ぬくぬくフワフワで、幸せな時間ですね!

・飼い主のにおいをかぎたい:犬は人間よりもはるかに嗅覚が優れています。飼い主さんの布団に入ることで、布団に残ったにおいを嗅いで満足しているのかもしれません。

・防寒:犬は人間よりも寒さに耐性がありますが、5~10℃になるとさすがに震えてきます。布団で体をあたためようとするのは、人間も犬も同じなのでしょう。

・居心地が良い:布団のぬくぬく感は、犬にとっても快適そのもの。包まれるような安心感は、まるで飼い主さんの腕の中にいるようですね。

おしっこしたいのに我慢する

犬は本能的に、「縄張り」と認識している場所以外では排泄しません。

もともと野生の生きものだったので、むやみに自分のにおいを残してしまうと、敵に見つかる恐れがあったからです。

たとえば、普段通らないような散歩コースでは排泄せず、家に帰ると一目散にトイレ……ということもあるでしょう。

身を守るための本能なので、あたたかく見守ってあげてくださいね。

飼い主のふところに顔をうずめる

飼い主のふところに顔をうずめるのは、犬からの愛情表現です。

飼い主さんを“信頼できる存在”と思っているので、自らすり寄っていけるのです。

少しくすぐったくても、愛情表現を返してあげると犬は喜びますよ。

顔をやさしくなでたり、そのまま抱きしめたりしてあげましょう。

クッションや座布団を掘り始める

せっかくセットしたクッションや座布団。

犬に掘り返されてグチャグチャになり、「なんで?」と思うこともあるでしょう。

犬は、基本的に「掘る」ことが大好き。これは野生時代の名残で、当時は「巣穴づくり」「大事なものを隠す」など、さまざまな意味があったとされています。

今、犬が室内で穴掘り行動をする場合は、「掘った後に横たわらないか」をご確認ください。

クッションや座布団を掘って、その後にゴロンとするようなら、それは犬なりのベッドメイキング。睡眠の体勢を整えているので、「またイタズラして!」なんて怒らないであげてくださいね。

まとめ

わんこが見せる行動やしぐさには、さまざまな意味があります。

飼い主さんからすれば「困った!」「なんで?」というようなことでも、犬にとってはきちんと意味があるのです。

心でつながる、愛犬との絆。わんこは毎日たくさんのボディランゲージで気持ちを表現してくれています。

わんこからの“大好きサイン”をキャッチしたら、ぜひたくさんの愛情で応えてあげてくださいね。

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