コラム

ペットをなくした後、新しい家族を迎える選択肢

楽しいとき、つらいとき、いつも隣にいてくれたペット。

ペットを亡くしたばかりの方は、悲しみのあまり「二度とペットは飼わない!」と心に決めることも多いでしょう。

でも、本当にそれで良いのでしょうか?

すべての出会いは、“ご縁”です。確かに、「絶対に飼わない」のも一つの選択肢でしょう。しかし、ご縁のままに、あるいは自分の気持ちのままに、新しいペットをお迎えしても良いのではないでしょうか。

有名な絵本『パパママ笑って』では、ペットロスに苦しむ家族が気がかりで、天国に行けずにいるワンちゃんの様子が描かれています。しかし、家族は新しいペットを迎えることで、徐々に気持ちが回復。一部始終を見届けたワンちゃんは、安心して天国へ旅立ちました。

新しいペットを迎えるのは、決して悪いことではありません。飼い主さんに笑顔が戻れば、『パパママ笑って』のように、亡くなったペットも安心して天国へ行けるでしょう。

新しいペットを飼うメリット

アイペット損保の調査によると、ペットロスを経験した方の32.7%が「新しいペットを迎えたら悲しみが癒された」と回答しています。また、実際にはまだ飼育できていなくても、「機会があればまたペットと一緒に暮らしたいか」の問いには、57.7%もの方がYESと回答。心の準備やタイミングの問題で、まだ新しいペットは迎えられていなくても、多くの方は「いずれきっと……」と考えていることがわかります。

ペットがくれる、かけがえのない時間。言葉が話せない存在だからこそ、心と心で結ばれる絆……。ペットにしか埋められない心の穴があるなら、やはり新しいペットを検討したほうが良いのではないでしょうか?

また、亡くなったペットに対して「もっと〇〇してあげればよかった」と後悔していることがあるなら、それを次のペットへ向けることもできます。

自分を責める気持ちは、ペットロスを重症化させます。行き場のない思いを新しい命へ向けることで、ペットロスを乗り越えていく方も多いのです。

ペットの死は、いわば“生きがい”を失った状態。ペットと共に過ごす時間が“生きがい”だったのなら、喪失による心のダメージは甚大ですよね。だからこそ、新しいペット、つまり新しい“生きがい”が、あなたの新しい支えになってくれるでしょう。

新しいペットを迎えるタイミング

飼い主さんの中には、すでに新しいペットを検討している方もいるでしょう。

しかし、「ペットが亡くなってまだ〇か月しか経っていないのに、新しい子を迎えるのはいかがなものか……」など躊躇するケースは少なくありません。

新しいペットを迎えるタイミングは、人それぞれ。

亡くなってすぐにお迎えする家庭もあれば、ペットの死から何年も経ってようやく……という方もいます。

一般的には、「気持ちの整理がついたとき」「ご縁があったとき」のいずれかを目安にすると良いでしょう。

亡くなったペットに対して気持ちの整理がある程度つけば、ふとした瞬間に「そろそろ新しい子を迎えようかな……」なんて思うこともあるでしょう。

また、新しいペットと自然に縁ができるケースもあります。たとえば、知人のペットに子どもが生まれた、里親募集のお知らせを見た、ペットショップでひと目惚れした……など。このとき、「あのときにペットは二度と飼わないって決めたから!」と頑なになるのは勿体ありません。運命が引き寄せたご縁を信じてみれば、思わぬ未来が開けるかもしれませんよ。

新しいペットを迎える方法4つ

新しいペットを迎える方法はいくつもあります。

知人からの譲渡で飼い始める方もいますが、ほとんどの場合は以下の4パターンでしょう。

・ペットショップ

・ブリーダー

・保護施設

・里親

ペットショップやブリーダーでは、純血統のペットが販売されています。月齢も低いことがほとんどなので、ペットの生涯に寄り添いたい方にはぴったりでしょう。

しかし、“恵まれない子たち”がいることも忘れてはいけません。環境省の統計資料によると、令和2年度における犬猫の殺処分数は、合計23,764頭。そのうち半数以上が幼齢とされています。

自治体や動物保護団体などの協力もあり殺処分数は減少傾向にあるものの、ゼロでない限りは、まだまだ考える余地がありそうです。「トイレトレーニング済」「ワクチン済」などの動物も多いので、ぜひ施設からの引き取りもご検討くださいね。

ちなみに私は、現在2匹の犬を飼っています。トイプードルと黒柴です。

トイプードルの男の子との出会いは、動物愛護センターでした。ホームページに掲載されていた写真がとても気になって、そのまま譲渡会に参加。そのトイプードルをひと目見た瞬間から、「やっぱりこの子だ!」と運命を感じ、そのまま引き取ったのです。

実は、トイプードルを飼うまでにはかなりの期間が空きました。20年前に愛犬を亡くしたとき、悲しみのあまり「もう二度とペットは飼わない」と決めていたのです。しかしご縁とは不思議なもので、トイプードルと出会った瞬間に「この子しかいない」と感じました……。

さらにその5年後、ブリーダーを介してうちにやってきてくれたのが、黒柴の女の子です。本当は別の子を見せてもらう予定だったのですが、現地で他の子にひと目惚れしてしまい、そのまま家族の一員に。

それぞれの犬と出会ったとき、目の前には虹が出ていました。その光景は、まるで犬たちが「見つけてくれてありがとう! 待っていたよ!」と言っているようで、なんだか浮き立つような気持ちになったことを覚えています。

私も妻もペットロスを経験しましたが、新しいペットを飼うことで、新しい幸せを築いていきました。でも、亡くなった子のことを忘れる日はありません。いつまでも胸に残しながら、前を向いて笑うのです。お空のあの子が心配しないように、今の子たちを幸せにできるように……。

新しいペットを飼う際の注意点

新しいペットを飼う際には、いくつかの注意点があります。

飼い始めてから「こんなはずじゃなかった」とならないよう、ぜひご家族で共有してください。

100%ペットロスを乗り越えられるとは限らない

新しいペットを迎えることでペットロスを克服した方は、決して少なくありません。

しかし、「新しいペットを飼えば絶対にペットロスから回復する」というわけではないのでご注意ください。

「今の幸せ」と「ペットロスの悲しみ」、もしかしたらどちらも共存したままかもしれません……。

家族全員の理解を得る

新しいペットを迎えることについて、ご家族は何と言っていますか?

たとえば、あなたは賛成でも、夫は反対。兄は賛成でも、妹は悲しみが癒えずにまだ塞ぎ込んだまま……というように、家族全員の意見が一致していない間は、新しいペットを迎えるのはおすすめできません。

ペットは、家族の一員。新しいペットにさびしい思いをさせないためにも、ご家族で幸せを共有するためにも、意見の一致は必須といえるでしょう。

先住ペットとの相性に注意

すでにペットを飼っている際は、その子の性格を踏まえながら、「縄張りで喧嘩するような性格か」「新しい子と仲良くやれそうか」などを考慮してください。

譲渡団体では、トライアル期間を設けているところが少なくありません。可能なら、数日間のホームステイで先住ペットとの相性を確認することをおすすめします。

新しいペットを飼う際の心構え

同じ種類の動物でも、性格は一頭ごとに異なります。

どれほど似ていても、亡くなったペットとは別の生きものということをどうぞお忘れなく。

「前の子はこうだったのに」などと比べず、唯一無二の存在として、ひとつの個性として、あらためて向き合ってあげてください。

新しいパートナーと、新しい思い出づくりを始めましょう。

飼い主さんや家族が笑顔でいることが、亡くなったペットにとって何よりの幸せなのです。

まとめ

ペットが亡くなったとき、「二度と動物なんて飼わない」と誓った方は多いでしょう。

しかしご縁とは不思議なもので、ふとしたときに、亡くなった子を思い出させるような出会いがあるものです。

そんなときは、運命の導きにしたがって、あたたかく迎え入れてはいかがでしょうか。

ペットは、亡くなったときはつらいけれども、それ以上の幸せをくれる存在。新たなパートナーとして、家族の一員として、末永く幸せな関係性を築いてください。

亡くなったペットは、飼い主さんたちが毎日泣いて暮らすのを望んでいません。新しいペットを飼うことでまた笑顔の日々が戻ってくれば、亡くなったペットも安心して天国へ向かえるでしょう。

涙を拭いたら、顔を上げてください。

空へ向かって「こっちは元気でやっているよ」と笑顔で話しかければ、あの子の魂がきっと応えてくれますよ。

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